正直に思ったことを言っていいかね?
「それで終わりかよ!(爆笑)」
複雑な伏線や思わせぶりな謎の提示で無遠慮に観客の興味を引き付けようとするのではなく、
物語はいっそ淡白と言って良いほど簡潔で、つきつめられたその簡潔さは作品の焦点を
浮き彫りにし、気が付けば私たちは安堵にも似た奇妙な興奮でダンスシーンのヴィジュアルや
サウンドへ没入しているはずです。
主人公の口から漏れ出るのは夢と不安……。しかし、彼女が何をどう悩み、
何故行動するのか、具体的に語られることはありません。
自分のこれまでの人生、これからの人生を重ね合わせ、観客は否応なく
彼女と不安や期待を共にします。そしてフィナーレ。彼女の躍動感溢れる踊りは、
観客の胸の内にできた(存在していた)わだかまりを一気に解き放ちます。
簡潔な物語に終始するが故に、この作品は観る者全てにより深い感動と興奮を与えれくれるのです。
良いふうに書いてみました。
もとい、良いふうに書く練習をしてみました。
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